Jupyter Notebookで自作したモジュールをimportする方法
pythonの勉強をしていて詰まったところをメモしておきます。
jupyterでは普通に書いていると.ipynb形式で保存されるためimportコマンドがうまく使えないです。(jupyter上でimportしようとしても.py形式のものしかできない)
そのため普通には保存せず一旦.py形式にする必要があります。
まず、左上にあるfileをクリックし、download as→pyを押します。僕の場合は警告が出てきましたが無視して実行して大丈夫なようです。
するとパソコンのdownloadフォルダに「ノート名.py」というファイルができていると思います。このままだとimportするときにファイルの場所を書くのが面倒なので、入れられたファイルをドラッグ&ドロップしてimportする側のファイルがあるのと同じフォルダに移します
これでimportできるようになります!
『最強の教養 不確実性入門』は投資する人だけじゃなく数学やる人も読むべき
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この本はめっちゃいい本でした!
本屋の目立つところにあったので読んでみたんですが、題名がダサいにも関わらずちゃんと中身がある本でした。
たいてい最強とか謳っている本はありきたりなうっすい事ばっか書いているという偏見があるのですが、この本は不確実性やそれに対する人間の反応をわかりやすくまとめられているなと感じました。
5章立てになっていて1章でランダム、2章と3章でフィードバックについて語って、4章以降はそれにどう対処していくべきかという話でした。
僕がいいなと思ったのは、
・正規分布を使ってランダム性を説明するだけでなく、実際には極端なことが確率よりも頻繁に起きていること(何億年に一度の株の大暴落が数十年で何回も起きたり、千年に一度の美少女がいっぱい出てきたり)の理由をべき分布を使ってちゃんと説明していること。
統計学の本を読んで「身長とか成績は正規分布に従うけど、滅多に起きないことはべき分布に従う」ってのがあんまり腑に落ちてなかったんですがこの本を読んで理解できました。
結果が結果を呼ぶこと(正のフィードバック)によってどんどん極端な方向に進んでいき、最終的に極端なものが出てくるってことがかなりわかりやすく書かれていました。
ぜひ読んでみてください
受験業界に他業界の常識を持ち込む
『教師は大学からそのまま学校に就職するから世間を知らない!!』
という言説を聞きました。僕はここまで過激なことは思いませんが、少し思い当たる節はあります。それは
「受験勉強法の本よりもビジネス書の方が勉強を効率化するのに役立つ(ことが多い)」ということです。
今はどうかわかりませんが、ちょうど僕が勉強を楽しいと思い始めた頃(2010年頃)は強法ブームだったらしく、本屋の参考書コーナーの一角に結構な勢力を持っていました。有名なのは某受験の神様や全部の本が1500 円の出版社などでしょうか笑。
僕もそういった類の本に惹かれてかなり読みましたし、実際役に立つこともいくつかありました。ですが、例え勉強法をテーマにしていなくてもビジネス書の方が物事のやり方について普遍的なことが書いてあるなと思うようになりました。
こんなランチェスター戦略についての本があります。
<ビジネス下克上時代に勝つ!>ランチェスター戦略「弱者逆転」の法則
この本はもともと軍事で作られたランチェスター戦略をマーケティングや営業に応用しようという本なのですが、かなり勉強法につながる部分も多いと感じました。
例えば
・競争には必ず強者の側と弱者の側があり、強者は弱者の強みを潰すべく弱者の真似(この本ではミートと言われています)をすべき。弱者は逆に強者と違うことをして差別化すべき。
という話は目から鱗が落ちました。
大学生になって経営の本を読んだりするとこのことは当たり前のように説明されているんですが、当時小学生だった自分は「弱い側が強いものを真似るのが当たり前。強い側は弱い側が何をしているかなんて見向きもしない」と思っていたので衝撃でした笑
これは定期試験や模試、入試で順位が出る勉強にはそのまま利用できると思います。僕は地方のあまり頭が良くない高校出身で学年順位はそこそこ良かったので、少しライバルに抜かれたりするとすぐ本人にどう勉強したか聞きにいって、次の試験では同じやり方で勉強して抜かれることを防いでいました笑
もしコンサル業界とかが受験勉強法売り出したりしたらめっちゃ売れるだろうにな〜と思います
統計学の勉強方法(超初心者向け)
僕はミーハーなので、ここ数ヶ月統計学にめっちゃハマっております
なので今まで読んだいくつかの本を紹介しようと思います
僕が読んできた順番が一番いいとは限りませんが、毎回東京のめっちゃ大きい本屋で10冊ぐらい立ち読みしてから次読む本を決めているので挫折しにくい順序だと思います
統計学にはまったきっかけは本屋で『仕事に使える 統計学はじめの一歩』
という本を読んで興味を持ったことです。この本は今読んでみるとt分布ですらごまかして書いてあってあんまり勉強に役立つものではないんですが、やる気のカンフル剤としてはとてもいいと思います
本屋で平積みされてたので結構売れているっぽいです
次読んだ本は『統計学がわかる』という本です。
- 作者: 向後千春,冨永敦子
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2007/09/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 17人 クリック: 153回
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結構いろんなブログで紹介されているので知っている人もいると思いますが、この本のわかりやすさは尋常じゃないです。
ハンバーガーショップのバイトの女の子が店長からのお願い(毎回統計を使うとできることを要求してくる)に答えるために統計を勉強している先輩に教わる、という設定で話が進んでいきます。
この女の子が結構アホで、先輩がかなり基本的なことから説明しているのでわかりやすいです。僕はこの本は結局立ち読みで済ませて買っていないのですが、2時間ぐらいの立ち読みでスラスラとt検定のあたりまで行けました。
ただ結局なんでその数式が出てくるのかという部分にまでは踏み込んでいないので、ちゃんと数理的な部分も理解しようとしたら他の本で同じ範囲を復習する必要があると思います
次は『完全独習 統計学入門』です
- 作者: 小島寛之
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/09/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 215人 クリック: 3,105回
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アマゾンでもベストセラーになっていてよく入門書として取り上げられているんですが、確かに評判通りのわかりやすさでした。この本はt検定を最終目標にしていて、そこまでに必要なもの(平均・分散・標準偏差・正規分布など)をダダダっとどんどん紹介していきます。特に標準偏差の説明はお堅い本だと厳密には違うという理由でしないような具体的でわかりやすい説明をしていてとても良かったです。標準偏差の部分だけでも読んでみる価値はあると思います。
ただこの手の本って高いんですよね笑
本職でお使いになっている人たちには安い投資なんでしょうが、ただの文系の大学二年生にはだいたいが2千円超えのこういう本はなかなか手が出ないです実際紹介した3冊のうち僕が買ったのは1冊目だけです。
なのでお金のない方は『統計学がわかる』と『統計学入門』に関してはまず図書館で探すことをお勧めします。どっちも十年前ぐらいの本で人気が高いので結構な確率であると思います。