『最強の教養 不確実性入門』は投資する人だけじゃなく数学やる人も読むべき

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最強の教養 不確実性超入門

この本はめっちゃいい本でした!

本屋の目立つところにあったので読んでみたんですが、題名がダサいにも関わらずちゃんと中身がある本でした。

たいてい最強とか謳っている本はありきたりなうっすい事ばっか書いているという偏見があるのですが、この本は不確実性やそれに対する人間の反応をわかりやすくまとめられているなと感じました。

 

5章立てになっていて1章でランダム、2章と3章でフィードバックについて語って、4章以降はそれにどう対処していくべきかという話でした。

 

 

僕がいいなと思ったのは、

正規分布を使ってランダム性を説明するだけでなく、実際には極端なことが確率よりも頻繁に起きていること(何億年に一度の株の大暴落が数十年で何回も起きたり、千年に一度の美少女がいっぱい出てきたり)の理由をべき分布を使ってちゃんと説明していること。

 

統計学の本を読んで「身長とか成績は正規分布に従うけど、滅多に起きないことはべき分布に従う」ってのがあんまり腑に落ちてなかったんですがこの本を読んで理解できました。

結果が結果を呼ぶこと(正のフィードバック)によってどんどん極端な方向に進んでいき、最終的に極端なものが出てくるってことがかなりわかりやすく書かれていました。

 

ぜひ読んでみてください