人の心は買えるか
人の信頼はお金で買える!!
というか、買ってしまいました。
買った時のレビューをします。
僕は今ある委員会の委員をしているので、メンバーと委員会の折衝をすることが割とあります。それでこの間メンバーと委員会の本部で連絡のすれ違いが起きて板挟みになってしまいました。
メンバーの方は「連絡を受けていない」と言ってて委員会の活動に参加できなかったんですが、委員会の方は「連絡した」と言って引き下がらないんですよ。
それで一番問題なのは僕がそのメンバーの活動参加費を代わりに払ってしまっていたってことです。そのメンバーとしては当然返金して欲しいわけなんですが、僕が委員会に請求しても委員会側は受け付けないし無駄に僕の評価が下がるだけだという...
それで気づきました。「俺がこのお金を代わりに負担してあげたらそのメンバーから圧倒的信頼を寄せられるのではないか」と
そんな少なくはない額なんですが、お金を払うだけで人の心を買えるのであれば、そんなに安い買い物はないと思ってしまいました。
この件で3つのことを考えました。
1、人の心は「心」というラベルをつけて売ってはいない。
これはそのままなんですが、心は心という名前で売ってはいません。心を買うためには常にアンテナを立てておいて、「今心が買える状態だ!!」と自分で気づかなければいけません。
2、人の心の値段は時価である。
高校の時に先輩がお金ないのにおごってくれたジュースは140円でも信頼を抱かせるのに十分でした。一方でキャバ嬢の信頼は何万も使っても買えないです。これはただの推測ですが、自分がお金を持っているほど(もしくはそれを相手に知られているほど)心の値段は高くなると思います。
3、相手が「恩知らず」な時や、「そこでお金を使った理由を誠実さ以外に求められる時」には心は買えない。
僕が今まで言ってきた話には「オタクがアイドルにいくらお金を使ってもアイドルは振り向いてくれないじゃないか」という反論があると思います。
でもそれは売られているのがアイドルの心ではないからだと思います。
心を買うというからには当然自分から相手へのお金とかプレゼントとかの移動が起きていると思います。でも残念なことに人には自己奉仕バイアスなるものが備わっているんですよ。
自己奉仕バイアスは簡単に言えば「成功は自分のおかげにして失敗は他人のせいにする」という非常にたちの悪いものです。人は多かれ少なかれこのメカニズムが組み込まれているので、例えば可愛い女の子にアイスを奢ってあげても「私が可愛いから奢られたんだ」となって信頼を買えません。
つまり心を買うには「どう考えてもこの得は自分のおかげとは思えない、、、仕方ない相手の人徳のおかげってことにするか」と相手に思わせなて、自己奉仕バイアスを振りきらさせなければならないわけですね。
.......ここまで買いてきてまた新たな発見をしてしてしまいました
「結局同性に奢るのが一番じゃないか?」
異性に奢った場合、相手がどんなクソブスでも「私に惚れたんでしょ?」とかいう謎理論を振り回してきて心が買えない可能性が高いんですね。
一方同性なら(自分が同性愛者だと知れ渡っている例外を除いては)自己奉仕バイアスを振り切れる可能性が高くなります。
ということで、僕の心を買いたいお金もちのおじさまはぜひ資金援助をお願いします!
頼れるパパを募集中です!!
「ストレングス・ファインダー」を受けてみた
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
- 作者: トム・ラス,古屋博子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/04/13
- メディア: 単行本
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結構前から流行っている本ですが「さあ、才能に目覚めよう」という本を読みました。この本は人間が持つ才能を34の資質に分類し、本に付属するアクセスコードを使って自分の強みを知るためのテストを受けられる、というものです。
もともと「さあ、才能に目覚めよう」という本が本屋でめっちゃ平積みされているのは知っていたんですが、なんとなく胡散臭さを感じて敬遠してました。でも最近サークルの幹部決めの話し合いが続いていて、みんながそれぞれどういう性格・能力を持っているのか興味が湧いてきたんで1800円払ってみました。
自分の才能を知るためのテストである「ストレングスファインダー」ですが、テスト内容は割と普通の性格テストでした。Aだととても思うーどちらとも言えないーBだととても思う のような選択肢から選んでいく感じで、40分ぐらいかかります。それで出た僕の資質の上位5つは
1、未来志向
2、個別化
3、ポジティブ
4、共感性
5、アレンジ
でした。
これらは34個の資質から選ばれているんですが、それぞれの資質は4つの大きな分野に分けられています。実行力、影響力、人間関係構築力、戦略的思考力です。僕の上位の資質では、未来志向が戦略的思考力、個別化とポジティブと共感性が人間関係構築力、アレンジが実行力でした。
なので僕は大雑把に言えば人間関係構築力に強みがあるけど影響力の資質が劣っているようです。自分的には人は好きだけどコミュ力がある方だとは思っていなかったので意外でした。それで2時間ぐらい本を読みながら自分の経験や考え方を見直したので需要はないと思いますが書いておきます。
1、未来志向
これは自分でもその通りだと思う。自分はいつも先のことばかり考えてしまう癖がある。小学校でも中学校でも進学後どう成功するかばっかり考えてきたし今も就職後のことばかり考えている。大学受験期には「大学に受かったら努力していい未来を勝ち取ろうとする生活からドロップアウトして毎日のビールで満足するような生き方をしたい」と思っていたが、この資質がそれを許さないのかもしれない。
2、個別化
個別化は「一人一人が持つユニークな資質に目を向ける」という能力らしい。自分では全然意識していなかったが言われてみるとそうだと思った。小学校の時からクラスの友達のことをよく分析してどう付き合うか考えていた。自分が腹黒いだけだと思っていたが人の違いが分かるのはいいことなのかもと思った。
3、ポジティブ
これは最初見たとき全く納得がいかなかった。自分は相当ネガティブだと思ってきたし今でも少しストレスがかかるだけで吐き気がしたりお腹が痛くなったりする。だが考えるうちにこの資質は未来志向と合わさっているのではないかと気づいた。自分は今起きていることにはネガティブよりだと思うが、未来のことを考えているときは相当ポジティブだ。Pythonの勉強をするときも「ドラえもんを作る」という夢を持っていたし、筋トレをするときもマッチョになることを妄想してやっている。
4、共感性
これは自分でも高いと思うし人からも高いと思われていると思う。自分は他人の感情に流されすぎだから直さなくちゃと思っていたが、この本を読んでそもそも他の人には自分ほど人の感情を読む力がないのだとわかった。だから自分が人の感情に鈍感になる努力をしなくても、それを気にせずに行動できる人(活発性や指令性の高い人)とタッグを組めばいいらしい。
5、アレンジ
アレンジは複雑な状況をうまく運ぶのに最良の方法を見つけ出す才能だそうだ。確かに何をするにもめちゃくちゃググって一番のルートを見つけ出そうとする癖がある。またある程度のところまで行くと飽きてしまうのも先がわかってしまって最適なものを探す楽しさが薄れるからではないかと思った。
また、34の資質全部の説明を読んで、自分がコミュ力だと思っていたものは影響力に分類されていることに気づいた。具体的にはコミュニケーション・社交性だ。コミュニケーションは人に伝えることに関する才能、社交性は初対面の知らない人との関係を築く才能だ。自分が持っている個別化や共感性はすでにある程度知っている人とうまく付き合ったり関係を深化させる力なので意識しにくかったのだと思った。
これらを踏まえての今後のキャリアの方針
- チームで仕事をする。
- 同じ人とある程度長い期間一緒にいれる環境に身を置く。
- 嫌われることを恐れない人とチームを組み互いの弱点を補完しあう。
- 単調なもの・未来が知れたものは飽きてしまうのでダイナミックで将来性がある場所に身を置く。
- 自分で自分の前に置くニンジンを探しておく。ニンジンの種類はたくさん用意してどんどん変えて行く。
病む大学生
最近大学の友達で病んでる人が多いので、ぼくが病まないために心がけていることを書きます。
ぼくは大学に入って初めて「メンヘラ」なるものを目撃しました。高校まではメンヘラなんて生き物はネット上の架空の生き物だと思っていましたが、大学に来てメンがヘラっている人を結構見るようになりました。
なぜ人生の夏休みを謳歌しているはずの大学生が病んでしまうのでしょうか?
これは僕の個人的な考えですが、大学生はいろいろな活動へのコミット度を自由に決められる分、かえってごく少数の活動orアイデンティティに固執してしまっている人が多いのではないかと思います。
中学生や高校生は、一日のスケジュールのかなりの部分が固定されてしまっています。朝早くに起きて夕方ぐらいまで勉強をさせられ、放課後は多くの人が部活動を行います。そして夜家に帰ったら各自が好きなことをする、という生活が一般的です。
そのため、大抵の中高生は勉強・部活・個人のやりたいことという3つの活動を行なっているということになります。
なんにでも好調な時と不調な時がありますが、3つの分野で同時に不調になることは中々起きないので「これがダメでもあれがある」となり病み期に入りにくいのではないでしょうか。
一方、大学生は中高生と比べてめちゃくちゃ自由に時間を使えます。授業、サークル、バイト、恋愛、インターン、留学、資格取得、コンパ・・・と大学生がやるアクティビティの種類は爆発的に増えますが、その一方でほとんどの学生が自分の気に入った1つか2つかに集中しているように感じます。そういえば大学の先輩が「大学生は勉強・サークル・バイト・恋愛のうち2つしかまとものやることができない」と言っていました。
そのために、自分が取り組んでいる1つか2つの活動が上手く行かないと、全てがダメかのように感じてしまうのだと思います。
そこで僕はこの春から、なるべくいろんな分野に手を出してみることにしました。大学のカリキュラムの都合で今年の9月まではとても暇なので、できることは色々やってみようと思います。
具体的には、
1、機械学習の勉強
2、筋トレ
3、ブログ
4、経済の勉強
5、バイト
6、サークル
の6つです。1年生の時はこのうちサークルにエネルギーを注ぎすぎて精神的に不安定ぎみだったと思うので、今はなるべく重心を分散させるようにしています。
数学・機械学習関連の英単語の和訳
機械学習の勉強のためにscikit-learnのドキュメントを読んでいるのですが、数学や機械学習に関する英単語が全然わからないのでここにメモしておきます。
機械学習系
- regression 回帰
- classification 分類
- clustering グループ分け
- dimensionality reduction 次元削減
- SGD stochastic gradient descent 確率的勾配降下法
- SVM support vector machine サポートベクトルマシン
- SVC support vector classification
- SVR support vector regression
- ensemble regression アンサンブル回帰
- ensemble 全体の 機械学習では多数決を指す
- elastic 弾力のある
- K Neighbors Classifier K近傍法
- kernel approximation カーネル近似
- K means k平均法
- GMM gaussian mixture model ガウス混合モデル
- MeanShift 平均値シフト法
- VBGMM variational baysian GMM 変分混合ガウス分布
- MiniBatch ミニバッチ 損失関数の最小化にランダムなn個を使う↔︎Batch
- Isomap isometric mapping 等大の写像
- embedding 埋没
- LLE locally linear embedding 局所的な線形の埋没
- OLS ordinary least squares 最小二乗法
- LAR least angle regression 最小角回帰
- discriminant analysis 判別分析
- LDA linear discriminant analysis 線形判別分析
- QDA quadratic discriminant analysis 二次判別分析
- MDA mixture discriminant analysis 混合判別分析
- covariance matrices 分散共分散行列
- novelty detection 異常検知
- density estimation 密度推定
- coef coefficient 係数
- intercept 切片
- matrix decomposition 行列の分解
- matrix factorization 行列の分解
- cross validation 交差検証
- projection 投影
- discriminant 判別式
- PCA principal component analysis 主成分分析
- SVD singular value decomposition 特異値分解
- diag diagnal 対角
- positive definite 正定値
- det determinant 行列式
- cofactor 余因子