受験業界に他業界の常識を持ち込む

 

『教師は大学からそのまま学校に就職するから世間を知らない!!』

という言説を聞きました。僕はここまで過激なことは思いませんが、少し思い当たる節はあります。それは

「受験勉強法の本よりもビジネス書の方が勉強を効率化するのに役立つ(ことが多い)」ということです。

 

今はどうかわかりませんが、ちょうど僕が勉強を楽しいと思い始めた頃(2010年頃)は強法ブームだったらしく、本屋の参考書コーナーの一角に結構な勢力を持っていました。有名なのは某受験の神様や全部の本が1500 円の出版社などでしょうか笑。

僕もそういった類の本に惹かれてかなり読みましたし、実際役に立つこともいくつかありました。ですが、例え勉強法をテーマにしていなくてもビジネス書の方が物事のやり方について普遍的なことが書いてあるなと思うようになりました。

 

 

こんなランチェスター戦略についての本があります。

<ビジネス下克上時代に勝つ!>ランチェスター戦略「弱者逆転」の法則

この本はもともと軍事で作られたランチェスター戦略をマーケティングや営業に応用しようという本なのですが、かなり勉強法につながる部分も多いと感じました。

例えば

・競争には必ず強者の側と弱者の側があり、強者は弱者の強みを潰すべく弱者の真似(この本ではミートと言われています)をすべき。弱者は逆に強者と違うことをして差別化すべき。

という話は目から鱗が落ちました。

大学生になって経営の本を読んだりするとこのことは当たり前のように説明されているんですが、当時小学生だった自分は「弱い側が強いものを真似るのが当たり前。強い側は弱い側が何をしているかなんて見向きもしない」と思っていたので衝撃でした笑

 

これは定期試験や模試、入試で順位が出る勉強にはそのまま利用できると思います。僕は地方のあまり頭が良くない高校出身で学年順位はそこそこ良かったので、少しライバルに抜かれたりするとすぐ本人にどう勉強したか聞きにいって、次の試験では同じやり方で勉強して抜かれることを防いでいました笑

 

もしコンサル業界とかが受験勉強法売り出したりしたらめっちゃ売れるだろうにな〜と思います